2017年05月15日

今週の注目感染症 平成29年・18週(5月1日~5月7日)

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
定点当たり報告数は、長期休暇の影響により減少しましたが、今後の動向には注意が必要です。外出後の手洗い・うがいとともに、十分な休養をとるよう心がけてください。また、お子さんの体調がすぐれない時は、医療機関に電話で相談の上、早目に受診してください。

インフルエンザ
今週は、定点医療機関からインフルエンザ571人(定点当たり2.30)の報告がありました。
インフルエンザの感染予防のためには、人混みを避け、手洗いやうがいの習慣をつけましょう。また、空気が乾燥するとインフルエンザにかかりやすくなります。外出時にマスクをつけたり、室内では加湿器などを使って適度な湿度を保ちましょう。日頃から、バランスのとれた栄養や十分な休息をとり、抵抗力をつけておくことも大切です。
特に、小さいお子さんや妊婦、高齢者、病気療養中のかたなど、重症化しやすい方のいるご家庭や施設では注意が必要です。また、症状があって医療機関を受診する際には、他のかたにうつしてしまうことのないようマスクの着用を忘れないでください。

麻しん
感染症発生動向調査では、第18週までに4例の届出がありました。

風しん
感染症発生動向調査では、2015年8例、2016年4例の届出がありました。2017年第18週までの累計届出数は2例です。

【埼玉県感染症情報センターより参照】
(平成29年5月10日更新)