2017年04月19日

都内で、はちみつの摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症の死亡事例がありました。
乳児ボツリヌス症は、1歳未満の乳児特有の疾病です。1歳未満の乳児が菌の芽胞(植物に例えると種子の様な耐久性の菌の状態)を摂取することにより、腸管内で芽胞が発芽し、産生された毒素の作用によって発症します。乳児の腸内細菌叢が成人と異なるために起こる疾病です。
症状は、便秘、筋力の低下、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる等が認められています。
予防方法は、1歳未満の乳児に、ボツリヌス菌の芽胞に汚染される可能性のある食品(はちみつ等)を食べさせないことです。
 ※『はちみつ』は、1歳未満の乳児に与えてはいけませんが、1歳以上の方が『はちみつ』を摂取しても、ボツリヌス症の発症はありません。『はちみつ』自体は、リスクの高い食品ではありません。

・「はちみつを与えるのは1歳を過ぎてから」(厚生労働省)
>>詳細はこちら