2016年12月22日

今週の注目感染症 平成28年・50週(12月12日~12月18日)

~感染性胃腸炎~
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、前週よりわずかに増加し、多い状況が続いています。外出後の手洗い・うがいとともに、十分な休養をとるよう心がけてください。また、お子さんの体調がすぐれない時は、医療機関に電話で相談の上、早目に受診してください。

~インフルエンザ~
今週は、定点医療機関からインフルエンザ1,766人(定点当たり7.01)の報告がありました。

~麻しん~
麻しんは、感染症発生動向調査では、第50週までに7例の届出がありました。
当所で実施した確認検査(遺伝子検査)では、3例の麻しんウイルス陽性が確認されました。この3例には、海外での感染や海外で感染した麻しん患者との接触が認められています。
また、保健所では届出された麻しん患者からの二次感染防止のための調査を行っており、県内での感染の拡がりを監視しています。

~風しん~
風しんは、感染症発生動向調査では、2014年10例、2015年8例の届出がありました。2016年第50週までの累積届出数は4例です。


【埼玉県感染症情報センターより参照】
(平成28年12月26日更新)